(既に新しいFirmware 1.1.3が出ていますので、1.1.1→1.1.2にアップデートする際の手順が変わっています -2008.02.03)

iPod touchに(常駐型の)アプリケーションをインストールできるようにするJailBreakが簡単にできるようになっています。

ワンタッチと言っても、現行のiPod touchのファームウエアはJailBreakできないようにセキュリティパッチが当たっていますので、一旦、これを1.1.1のファームウエアにダウングレードし、ワンタッチJailBreakし、その後、もう一度、1.1.2にアップデートするという流れです。

1)1.1.1にダウングレードする(現在、1.1.1の人は必要ありません)

旧バージョンのファームウエアはここにあります。これをまずダウンロードして、Macに保管しておきます。

iTunesのipod「復元」ボタンをoptionキーを押しながらクリックし、先ほどダウンロードしておいた「iPod1,1_1.1.1_3A110a_Restore.ipsw 」を指定してやります。これで、ファームウエアは1.1.1にダウングレードされます。

これが終わったら、あとは簡単。ここから先はもうパソコンは不要です。

2)JailBreak開始

iPod touchのSafariで直接、http://jailbreakme.com/ にアクセスし、リンク先の最下部にある“Install AppSnapp”をクリック。これだけで、すべての仕事は終わり。監獄から解き放たれ、自由の身になります。iPod touchが何回かリブートします。その度に、スライドロックを解除し、先に進みます。すると、画面に今回のスタート地点である「Installer」が現れます。

iPod touchに組み込まれた「Installer」を起動して、現れたアプリケーションリストから好みのアプリをインストールできるようになるのですが、その前に、1.1.2にアップデートしてやる必要があります。1.1.2にアップデートすると、カレンダーに情報が書き込めるようになるとともに、セキュリティも高めることができます。

3)ファームウエアを1.1.2にアップデート

1.1.2は今回チャレンジした「JailBreak」など、「侵入」を防ぐためのアップデートですから、単純にアップデートしてしまうと、元の純正iPod touchに戻ってしまいます。そこで、小さな鍵穴をあけておく、「OktoPrep」を実行しておきます。

OktoPrepはInstallerの中の、Tweaks(1.1.1)の中に入っています。これを選択して、インストールしてやります。実行後、画面に「You are now ready to ….」というメッセージが出てくれば、次に進むことができます。

oktoprep.png

4)1.1.2にアップデート

iPod touchをMacに接続し、iTunesでアップデートします。

iTunesの「アップデート」ボタンを「option」キーを押しながらクリックします。

すると、どのアップデータを使ってアップデートするかを聞いてきます。保存しておいた「iPod1,1_1.1.2_3B48b_Restore」を選択して、アップデートをかけます。(2008.02.03 修正情報追記)

アップデートが完了したらiTunesは終了しておきます。

5)もう一度JailBreak

1.1.2JailBreakをMacにダウンロードします。

解凍してできたフォルダの中にある、jailbreak.jar をダブルクリックします。

Install SSHにチェックマークを付け、「JailBreakボタン」を押します。

112jailbreak.png

これで、アプリケーションが自由にインストールできるiPod touch 1.1.2が完成しました。

あとはインストーラーから、好みのアプリケーションを選んでどんどんインストールしていきます。こんなふうになり、iPod touchは充実のPDAになります。

たくさんアプリをインストールしていくと、1画面に収まらなくなります。そんな場合には、SummerBoardをインストールすると、画面が横スクローするようになります。

ipod-touchjailbreaked.jpg